交通事故を起こした場合のお見舞いのマナー

お見舞いマナーについて

不幸にも交通事故の加害者になってしまった場合、当然のこととして被害者へのお見舞いが必要です。中には、自分自身は別に見舞いなど誰も来てほしくないなどという人もいるかもしれませんが、それは単に自分の勝手な感情に過ぎません。世間一般の常識としてお見舞いというのは必要ですから、誠意を示すためにも行くべきでしょう。そして人と人との関係の話ですからやはりマナーというものはあります。自分の誠意を示すのが第一の目的ですから、あまりに杓子定規にマナーとか一般的にはこうするものだということにこだわりすぎるのもおかしな話ですが、普通はこのようにするのが好ましい、好ましいと思ってくれる人が多いということでもあるのですから、迷ったようなときはとくに参考にするとよいでしょう。
交通事故のお見舞いの場合、押さえておくべき点というのはいくつかあります。まず、できるだけ早期に行ったほうがよいということです。これは交通事故のときに限った話ではないでしょう。友人知人が何かの病気で入院したというようなことを知った場合、即座に駆けつけることで、この人は本当に自分のことを気にかけてくれているのだという気持ちが相手にも伝わります。それと同じことです。もちろん事故の場合は自分自身も何らかの被害を受けて怪我をしたりしている可能性もあるでしょうが、そういう特別な事情でもない限りは、とにかく1日でも早く行くことを心がけましょう。遅れれれば遅れるほど相手の感情も悪化しますし、自分としても足が向かなくなっていくものです。
次に、誠意を示すためには当然ながら言葉は大事ですが、なかなか言葉だけでは伝わらないこともあります。別に物で誤魔化せというわけではなく、やはり常識というかマナーの範疇として、見舞いの品物や手土産は持参するべきでしょう。これは、別に高価なものである必要はありません。値段だけ高くてもかえって常識外れと思われたり、あるいはお金を持っている人と思われて法外な要求につながる可能性無きにしもあらずです。数千円程度のごく一般的な品物で問題ないでしょう。

お金を渡すのは慎重に

見舞いの品物や手土産は大事ですが、その代わりにお金を渡すことについては逆に大いに慎重になる必要があります。賠償金の一部として渡したつもりが、渡した、いや受け取っていないといった水掛け論にならないとも限りませんし、たったこれだけのお金で解決しようと思っているのかと感情を逆なでする可能性もあるからです。ですからできるだけ避けたほうが無難ですが、それでももしお金を渡す際には必ず領収証をもらうようにしましょう。
同じような意味合いですが、その場で賠償の交渉などもしないほうが賢明です。もし被害者側から持ち掛けられた場合でも、誠意を持って対応はさせてもらいたいが、当事者同士で直接話すのは感情論が入らないとも限らずお互いプラスにならないから、話し合いの窓口は全て保険会社を通すことにさせて欲しいというように、丁寧に断るのがよいでしょう
ここまでに書いたあたりがだいたいのマナーですが、最後に忘れてはいけないことがあります。それは、お見舞いは1回行って終わりでは決してないことです。誰しも行きたくて行くものではないでしょうから、1回行けばやれやれ終わったというようにこれでやるべきことはやったと感じる人も多いのですが、これはマナーから外れています。本当に被害者のことを思っているのであれば、それこそ毎日でも足を運んでおかしくありません。もちろん治療や療養に差し支えるような訪問は避けるべきですが、こちらの誠意を見せるという意味では1回切りというのはおかしいわけです。被害者の回復、退院のめどがつくくらいまでは足を運ぶべきでしょう。